仕事がつらくて仕方ない場合、状況にもよりますが転職も立派な選択肢の1つです。例えば今の職場では上司の人間性に問題があってパワハラが横行している場合など、その職場からは逃げ出して転職をした方が良いでしょう。2000年頃までの日本であればまだ転職はそこまで一般的な選択肢ではなく、終身雇用制度のもと1つの会社に定年まで勤め続けることが美徳とされている時代でした。しかし経済環境の悪化などから終身雇用制度の前提が崩れたことや、社会環境の変化から様々な新規産業が誕生したことなどを受けて転職市場も活性化し、今では転職は社会人にとって自然な選択肢の1つとなっています。
しかしいざ転職を行おうとしても、転職を成功させることは簡単ではありません。もちろん、どのような職業でも良く、内定を得るだけであればそれほど難しくはないでしょう。しかし今の職場になにかしらの不満があってその不満を解決するために転職を行うのであれば、次の転職先ではその不満が解決されていなければ転職が成功したとは言えません。
そうした前提も考えた上で転職活動を成功させるには、未経験者も積極的に採用しているようなところが望ましいでしょう。その理由の1つは、年齢が上がるほど、経験者でなければ採用しないという職場が多くなるため、未経験者採用に積極的な職場でなければ内定が得づらいという理由があります。またもう1つは、未経験者の採用にも積極的なところというのはそれだけ研修や教育の仕組みが充実しており、良い職場である可能性が高いからです。
実際におすすめできる仕事ですが、販売に関する仕事は未経験者の採用にも積極的であり、業務もルーチンワーク化されている可能性が高いのでおすすめです。また販売の仕事は、作業内容自体は定型化されているものの接客に関する部分はその人の人間性による部分も大きく、人によって千差万別であり奥深い世界です。そうした部分に魅力を感じる人にとっても販売の仕事はおすすめであると言えるでしょう。
また介護に関する仕事も、業界が成長中のため未経験者も積極的に採用しており、おすすめの仕事の1つです。それに、介護の仕事に就くと初めは現場の仕事が中心になりますが、経験を積んで資格を取得すればケアマネージャーなどの上位職に就ける可能性があるのも魅力と言えるでしょう。
なお転職成功のポイントですが、特に採用面談を突破する部分に絞って言いますと、いかに熱意を相手に伝えられるかが勝負になります。そのためには言葉で熱意があると言うだけではなく、きちんと相手の業界や仕事のことを調べて行動で熱意を示しましょう。
2016/10/02パワハラは決して放置していてはいけない問題で、そのままにしておいては被害に遭っている方に深刻なダメージを与えてしまう可能性があります。信頼できる第三者に相談をしたり、現状の記録を証拠として残しておくなどして、改善を図る努力をしましょう。